ケアが大切にされる社会へ 第1回看護代表者会議を開催
2月3~4日、第46期第1回看護代表者会議を東京都内で開催し、44県連から約260人が参加しました。全日本民医連看護委員会が、46期看護分野の重点課題、経営部調査報告、2024年看護管理実態調査概要報告、無差別・平等の地域包括ケア実現に向けた看護の提言の報告を行いました。分散会で、急速にすすむ医療・介護の危機のなか、ケアの視点で情勢を切りひらこうと討議し、決意を固め合いました。
フランスの子ども家庭福祉研究者の安發(あわ)明子さんが「ケアが大切にされる社会へ~一人ひとりに届ける福祉をめざすフランスのたたかいから」をテーマに、フランスからWEB講演を行いました。「人の悩みは助けを求めにくい制度や政治的背景にある。あきらめず望ましい方向に近づけ続け、ウェルビーイングの実現を。思ったことは言おう!」との激励に、参加者から大きな拍手がありました。
翌日は、地域包括ケア実現に向けてのとりくみ(青森)、地域連携 ケアマネジャーから、一言三言!(千葉)、法人内連携の実践(大阪)の指定報告がありました。
分散会では、看護師確保と育成・働き続けられる職場づくり、経営課題・地域包括ケアの実現に向けてなどについて交流。「医療・介護や法人内の連携のため、対話をしながら相互理解が大切」「そもそも医療制度がおかしいと声をあげ続けたい」などの感想がありました。
(全日本民医連職員育成部 奥山千佳)
(民医連新聞 第1824号 2025年3月3日号)
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