利益確保の相互点検交流 保険薬局法人経営学習会ひらく
1月31日~2月1日、保険薬局法人経営学習会を開催し、51法人から、法人代表、専務、事業所管理者、経理担当者など77人が参加しました。薬局の経営状況が急激に悪化したことを受け、2022年度に初めて開催してから今回で3回目。開催目的は「中長期経営計画(以下、計画)」を作成すること。第2回評議員会方針案にあるように、医科法人に比べて、薬局法人は計画の作成や必要利益の算出、事業計画や予算作成が遅れており、学習会開催は急務と判断しました。協働事務所から顧問公認会計士2人が講演し、個人ワークによる計画作成と分析レポートの作成、グループワークによる相互点検と交流をしました。計画と必要資金算出の重要性を学び、参加者が予め算出した必要資金を共有の書式に転記して、今年度の経営状況を現状投影した場合の資金の推移を計画書に反映させるワークショップに時間いっぱいまで奮闘しました。
参加者は「必要利益の重要性について理解できた」「キャッシュフロー計算書を作成することで、現状との乖離(かいり)がいかに大きいか痛感」「毎年見直すこと(ローリング方式)が大事だとあらためて認識」などと感想を出しました。(全日本民医連薬剤委員 上田幸志)
(民医連新聞 第1824号 2025年3月3日号)
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