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民医連新聞

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戦後・被爆80年へ平和外交を 2024年日本平和大会ひらく

 11月16日、「なくそう! 日米軍事同盟・米軍基地」2024年日本平和大会がWEBで開催されました(同実行委員会主催)。
 全国200の視聴会場などから約1500人が参加。日本平和委員会事務局長の千坂純さんは主催者報告で、「憲法にもとづく平和外交の道へと転換を。大いに活動を強めよう」と呼びかけました。
 ノーベル平和賞を受賞する日本被団協の代表委員、田中煕巳(てるみ)さんは「被爆者も力の続く限りがんばる。みなさんも」と語り、94歳の元731部隊少年隊員、清水英男さんは生々しい日本の加害実態から「中国の人たちに謝って。戦争だけはやめて」と訴えました。
 ウクライナ「社会運動」活動家のハンナ・ペレコーダさんと、北海道パレスチナ医療奉仕団の猫塚義夫さん(医師)は、戦地の惨状を訴え、連帯を呼びかけました。海上自衛隊護衛艦内自死事件の遺族、西山賢二さんは自衛隊の組織的問題を告発。オール沖縄で総選挙に勝利した赤嶺政賢(共産)、新垣邦男(社民)両衆議院議員もあいさつ。全国の運動交流では沖縄、性暴力、基地強化反対、自衛隊募集名簿、武器輸出などに関し10人が発言し、粘り強いたたかいの様子と決意を語りました。
 大会後半は大軍拡と国際平和に関する2つの分科会。国際シンポジウムではフィリピン、韓国、日本から3人が発言。米大統領選挙の結果も踏まえ、激動の世界でとりくむべきことは、軍事同盟強化ではなく独立外交、市民の国際連帯だと確認し、戦後・被爆80年の来年へ決意を固め合いました。
 全日本民医連は11月6日、大会に先立ち、ジャーナリストの布施祐仁さんを講師に、日本平和大会学習パンフレット学習会をWEB開催。180人が参加し、大軍拡の実態とともに、緊張を高める抑止力ではなく、対話こそが平和への道であることを学びました。

(民医連新聞 第1819号 2024年12月2日・16日合併号)

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