学びを止めず不屈に訴えていく 第53次辺野古支援連帯行動を開催
10月23~25日、第53次辺野古支援連帯行動を開催し、17県連から31人が参加しました。
初日は、普天間・嘉手納基地を視察しました。普天間基地を見下ろす嘉数高台でオスプレイや航空機が住宅地の真上を低空飛行するのを目撃しました。
ガイドをした沖縄民医連事務局次長の瀬長和男さんは、米軍基地があるため、民間航空機の運航ルートが制限されたり、入試日など関係なく、爆音を立てて戦闘機が飛んだりする沖縄の現状を説明しました。
2日目の辺野古フィールドワークは大雨に見舞われたため、ゲート前での座り込みへの参加と海上視察は断念し、瀬嵩の浜から新基地建設現場を視察。名護市在住のガイドで沖縄県平和委員会の上野郁子さんは、「軟弱地盤の改良工事は遅々としてすすんでおらず、基地建設などとても現実的でないのに、大量の税金が投入されている。悔しくて仕方がない」と現地住民としての思いを語りました。
「米軍が恐れた不屈の男」と言われた、元衆議院議員の瀬長亀次郎さんの資料館、「不屈館」も見学しました。情勢学習会で沖縄民医連事務局長の名嘉共道さんは、「軍事国家づくりが着々とすすみ、全国にひろがっている。他人事ではない。憲法9条の改悪がねらわれている今、あきらめずたたかいの輪をひろげることが重要」とのべました。
最終日は、那覇民主診療所の新垣司さんのガイドで、ガマや慰霊塔など沖縄戦の戦跡と平和祈念資料館をめぐりました。
参加者は「戦争の恐ろしさ・愚かさを周りに伝え平和を守りたい」「瀬長亀次郎のように不屈に、学びを止めずひろげていくことが大切」と感想をのべました。(全日本民医連共同運動部 細谷花奈子)
(民医連新聞 第1818号 2024年11月18日号)