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民医連新聞

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地域から、平和、いのち、人権の大きな波の発信を 誰ひとり取り残さないまちづくりを交流 第16回共同組織活動交流集会in岡山

 9月29~30日、第16回共同組織活動交流集会を岡山市で開催し、全国から1700人が参加しました。テーマは「地域の中からつながり広げ、平和・いのち・人権が大切にされる世界へ~あらたな担い手とともに、誰ひとり取り残さないまちづくりを~」で、6年ぶりの対面集会となりました。(長野典右記者)

ひるまぬ思いで総選挙を

 オープニングは岡山東商業高校書道部が迫力あるパフォーマンスを披露。岡山民医連の歴史をふり返る、紹介動画も上映しました。
 全日本民医連の増田剛会長は、「総選挙が近づいている。社会保障の充実、日々の暮らしをゆたかにするため、全国の共同組織とともに結束し、ひるまぬ思いで臨んでいきたい。今集会が、ケア労働の現場から、地域から、日本全国に世界に、平和、いのち、人権の大きな波を発信させる確かな結節点になることを期待する」とあいさつ。岡山民医連の山本明広会長のあいさつの後、岡山県知事のメッセージを紹介しました。

医療・介護・経営守る力に

 全日本民医連共同組織活動交流全国連絡会の大城郁男さん、小森佳子さんが基調報告。「共同組織の強みは無差別・平等の医療と福祉の実現を掲げる民医連の事業所、職員がパートナー。共同組織と民医連が力を合わせ、誰ひとり取り残さないまちづくり、いのちが大切される社会をつくる運動をすすめよう。医療・介護・経営を守り、職員が成長できる組織であり続けるために、共同組織の力を発揮しよう」と呼びかけました。また石川から、能登半島地震と石川県健康友の会連合会の支援活動を報告し、復旧状況と今後について語りました。急きょ呼びかけた能登豪雨災害への募金に、120万円余りが集まりました。
 群馬中央医療生協、大阪・西淀川・淀川健康友の会、岡山・倉敷医療生協、沖縄医療生協が指定演題を報告。「テレビで会えない芸人」の松元ヒロさんが政治や憲法をテーマに記念ライブを行いました。

分科会で長島愛生園を訪問

 2日目は、25会場で7つのテーマで分科会と、ハンセン病ドキュメンタリー映画「NAGASHIMA~“かくり”の証言~」上映の特別分科会、(1)ハンセン病療養所の長島愛生園歴史館、(2)朝日訴訟の歴史と人間裁判の碑、(3)戦争遺跡、亀島山地下工場跡、(4)水島の公害と環境再生のまちづくりの、4つの動く分科会((2)と(4)は6面に掲載)を行いました。

(民医連新聞 第1816号 2024年10月21日号)