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民医連新聞

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いのち守る多彩な実践交流 社保委員長会議ひらく

 9月12~13日、社保委員長会議を都内で開き、45県連から105人が参加しました。問題提起は社保運動・政策部部長の柳沢深志さんが行い、「大軍拡反対、憲法を守り生かせ、社会保障の拡充を」という3つの課題を統一的にすすめようと、強調しました。
 記念講演は、アジア太平洋資料センターの共同代表、内田聖子さん。デジタル化が民主主義社会にもたらす弊害や課題などを告発しました。
 2日目には指定報告が。▽能登半島震災と友の会訪問から見えた課題(石川)、▽医師・看護師・介護士増員を求める大宣伝行動(福岡)、▽現行の健康保険証をなくさないよう求めるとりくみ(富山)、▽群馬県桐生市生活保護問題を中心とした生存権を守るとりくみ(群馬)、フードバンク&くらしなんでも相談会(和歌山)のほか、▽長野からは、子どもの医療費無料化をめぐる運動の前進や課題などを提起しました。
 会議は3人で話し合うトリオセッションや、スモールグループディスカッション(SGD)をはさんで進行し、実践を交流しました。
 最後の全体会では、SGDの報告以外にも、介護保険料を引き下げて国保料の値上げ幅も圧縮させた大津市社保協のとりくみ(滋賀)、PFASによる水質汚染へのとりくみ(兵庫)、無料低額診療問題に多職種でとりくんだ自治体キャラバン(千葉)の報告。県知事のパワハラ疑惑で揺れる兵庫からは、県知事に大澤芳清さん(県連会長、尼崎医療生協病院院長)が立候補を決意したことを報告して会場が沸きました。
 閉会あいさつは、全日本民医連副会長の番場誉(ほまれ)さん。「民医連の内外で地域の医療、介護、福祉を守る共同をひろげる役割の発揮を。本気にならなければ、いのち、憲法を守ることはできない。力を合わせよう」と締めくくりました。
 会議終了後は、JR新橋駅前のSL広場でオプション企画として「一人街宣」を実施。社会保障拡充や現行保険証廃止の中止などをプラカードなどで訴えました。

(民医連新聞 第1815号 2024年10月7日号)