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民医連新聞

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魅力いっぱい『いつでも元気』 職員読者を増やそう 共同組織拡大強化月間スタート

 職員のみなさん、『いつでも元気』(以下、『元気』)を活用していますか? 『元気』は共同組織や地域のみなさんだけでなく、職員にとっても、魅力あふれる月刊誌。全日本民医連46期運動方針では、『元気』の職員購読率50%をめざしています。職員全員が購読者だという2つの職場で、その活用例と、始まった共同組織拡大強化月間(以下、月間)にのぞむ意気込みを聞きました。(丸山いぶき記者)

朝会後の学習に活用
月間への意思統一もスムーズに
岐阜 みどり病院 総務課

■一人ひとりが思い語る

 みどり病院総務課では毎朝8時45分からの朝会終了後、5~10分の学習会を位置づけ、民医連の機関紙誌などを活用しています。
 「今日は『元気』9月号、事務長が投稿した記事を読んで、秋の月間に向けて討議しましょう」
 9月13日午前9時少し前、5月にリニューアルした真新しい病院4階の一角で、『元気』を開き「仲間のページ 生きいき活動 あらかると」から、若手医師の班会参加を訴えた6月の岐阜健康友の会総会の記事を読み上げます。
 「今年も企画を知らせる地域訪問や署名活動に参加したい」と、入職2年目の福山隆太さん。「高齢化する地域ではつながりが必要」など、7人の参加者全員が月間への思いを語りました。

■職員参加の入り口にも

 「全日本民医連が出すたくさんの情報、機関紙誌を、一人で読むのは難しい。朝会でせっかく集まるのだからと学習を始めた結果、自然と習慣づいてきた」と話すのは、課長の大塚永里子さん。学習会は6年続いています。「おかげで月間の開始もみんなわかっていて、確認作業で済む」と大塚さん。
 長大な民医連の運動方針や評議員会方針も、コツコツ読み合わせて読了。事務長の中尾美絵さんは「経理や施設管理、広報、ホームページの更新も、部長からの依頼はどれも民医連方針の具体化。方針の理解が必要」と、総務課で学習を継続していることの意義を強調します。民医連をわかりやすく伝える『元気』は、新病院建設事業にも一役買ったといいます。
 「『元気』は世界情勢や戦争被害も学べる。写真とともに深められ、民医連職員として考える力をつけるのに役立つ」と福山さん。
 一人でも多くの職員が月間のとりくみに参加できるよう「さまざまな入り口(企画)」を予定しているという岐阜勤医協。職員向けの『元気』購読会も計画中です。

職場みんなで『元気』の表紙に
身近な読みものとして拡大中
福井 つるが生協診療所

■「他所にも負けていない!」

 開放的な、つるが生協診療所待合室の受付カウンター。卓上に置かれたピンクの小旗が目を引きます。プリントされているのは、同診療所の職員10人の笑顔が輝く昨年10月号の『元気』の表紙。
 「コロナ禍でもがんばってきた職員みんなの、こんなに素敵な笑顔を引き出してくれて、うれしかった。さすがプロのカメラマン!」
 『元気』販売所も担う看護師長の西村さくらさんは言います。敦賀にある事業所群は、福井民医連のセンター病院からは遠く離れています。6年前に異動してきて以来、「地方の小さな診療所だと、こんなにも情報が伝わらないもの? 他所に負けないとりくみをしているのに…」と感じていた西村さん。そこで、来年に迫る開設30周年に向け地域を大きくアピールしようと、『元気』の増誌申し込み用紙の通信欄に「職員みんなで表紙に載りたい」と記載。すぐに編集長から電話があり、表紙撮影につながりました。

■読者倍増し、地域とともに

 宣伝小旗は特注でたくさん取り寄せ、診察室にも置いています。
 今年2月号には、所長の天津亨さん(医師)が「医者の言い分/患者の本音」に登場。人柄が伝わる誌面に天津さんの写真も添え、最新号のおすすめ記事とともに飾った診察室前の掲示板は、組織委員会の工夫が詰まっています。西村さんは「専門書よりわかりやすく、健康教室の資料にも使える。コロナ禍で中断した企画の再開時期の目安にもなる」と、仕事に生きる『元気』の魅力を語ります。
 「楽しく」をモットーに精力的に地域を盛り上げている敦賀では、『元気』購読者数が昨年から倍増。10月の健康まつりに向け、久しぶりに職員と組合員いっしょに地域訪問をする予定です。

(民医連新聞 第1815号 2024年10月7日号)