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民医連新聞

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全国のとりくみを学習・交流 薬害根絶デーひらく

 8月23日、東京都内で薬害根絶デーを開催しました。午前に全日本民医連学習交流集会、午後は薬害被害者団体や弁護団などでつくる薬害根絶デー実行委員会の行動に合流し、全国から薬剤師など68人が参加。ここ数年、コロナ禍もあり、全日本民医連はビデオ学習資材の学習をそれぞれの事業所で行う形式をとってきましたが、5年ぶりに集合形式で開催しました。
 学習交流集会は全日本民医連の増田剛会長が参加者へのメッセージ、サリドマイド被害者で全国薬害被害者団体連絡協議会の増山ゆかりさんの講演と質疑応答、北海道保健企画の野村充代さんと埼玉・大井協同診療所の東綾香さん(いずれも薬剤師)が薬害根絶のとりくみを紹介しました。
 増山さんの講演は非常にパワフルで障害を感じさせないものでしたが、逆につらいリハビリを求められたり、強くなければ生きてこられなかったと語りました。薬害被害者として、医療従事者に対し「もっと厳しく薬剤に向き合っていてもらったら」と、やや厳しい口調でも語り、記憶に残る学習講演となりました。
 午後の集会でも、新型コロナワクチンなどの被害を訴える原告から、体調の不良を訴えても医療機関で何ともないとくり返し言われた時の絶望感などが語られ、医療従事者の薬剤に向き合う姿勢が問われました。

(民医連新聞 第1813号 2024年9月16日号)