声をあげ行動し平和守ろう 第52次辺野古支援・連帯行動
5月8~10日、第52次辺野古支援・連帯行動を沖縄で行い、13県連から29人が参加しました。
初日は普天間・嘉手納基地を視察。米軍機の騒音がとどろき、ガイドの沖縄民医連の瀬長和男さんがたびたび説明を止めざるを得ない状況でした。名護市に移動した後は、東村村議の伊佐真次さんが、高江における米軍ヘリパッド建設をめぐるたたかいについて講義をしました。
2日目は辺野古新基地建設現場を視察。新基地建設を一分一秒でも遅らせようと、車両ゲート前で抗議の座り込みをするみなさんの列に参加しました。辺野古ではそこかしこで工事が行われており、基地のために自然が壊されていくようすを目の当たりにしました。その後、辺野古大浦湾の工事現場を船上から視察。参加者は美しい海と、カヌーに乗り海上で抗議行動を行う人びとを目にし、辺野古の問題を自分事として捉え、基地建設阻止のために何ができるのか考える機会となりました。
那覇市内に戻り、沖縄民医連事務局長の名嘉共道さんが情勢学習を行いました。軍事国家づくりが着々とすすみ、軍備強化は沖縄に限らず全国にひろがり、市民の生活を脅かしていることなどを指摘。取り返しのつかないことになる前に、声をあげ行動し、平和を守ろうと呼びかけました。
最終日は、ガマや慰霊塔など沖縄戦の戦跡と平和祈念資料館をめぐりました。沖縄戦の悲惨さを学び、再び戦争をしてはいけないとの思いを強くしました。(全日本民医連共同運動部 細谷花奈子)
(民医連新聞 第1807号 2024年6月3日号)