東京レインボープライドで無差別・平等を掲げ 全日本民医連・SOGIEコミュニティ
4月20~21日、東京・代々木公園で開催された東京レインボープライド(TRP)に、「全日本民医連SOGIEコミュニティ」がブースを初出展しました。TRPはLGBTQをはじめとするセクシュアル・マイノリティーの存在を社会にひろめ、「“性”と“生”の多様性」を祝福するイベントです。今年は「変わるまで、あきらめない」をテーマに全国から27万人が訪れ、21日のパレードには約1万5000人が参加しました。
民医連ブースの事前準備や宣伝物の作成、当日の運営には「SOGIEコミュニティ」を中心に、全国から20人を超える有志がかかわりました。ブースでは、神奈川・川崎協同病院の吉田絵理子さん(医師)著の『にじのかけはし』やオリジナルシールなどの展示販売、とりくみを紹介する各地のニュースの掲示、民医連の活動を紹介するチラシの配布を行いました。またイメージキャラクターの名前募集や、全国のとりくみを可視化した日本地図にブース訪問者がどこから来たかシールを張ってもらうなど、参加型企画も準備しました。
ブース訪問者数は両日合計で約350人。民医連を知らず、「医療・福祉」の文字に関心を持って訪れる人も多くいました。民医連の事業所に通院していると言うある当事者からは、「最近、採血の時に職員がアライバッヂをつけているのが目に入り、とてもうれしく励まされている」と声が寄せられました。
パレードには全国から集まった民医連関係者約20人が参加。他の医療5団体と合同で原宿、渋谷を歩き、「Happy Pride!」(プライドパレードのかけ声)の声を響かせました。
(民医連新聞 第1805号 2024年5月6日号)
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