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民医連新聞

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利益確保で事業所守り抜く 法人トップ管理者の経営講座最終回

 2月8~10日、第45期全日本民医連法人トップ管理者のための経営講座の第5クールを都内で開催し、38県連77法人から77人が参加。2023年8月から開始した講座も最終クールとなりました。第5クールは「民医連における経営管理の実践編」として、決算予想の意義と方法を学び、決算予想を踏まえたキャッシュフロー予想の作成とその評価方法を身につけること、決算予想損益計算書・キャッシュフローを踏まえ、中長期利益・資金計画の作成方法、議論検討のあり方、2024度予算編成方針・利益目標などを理解し、「必要利益」と次年度予算編成方針での予算利益目標の理解としました。また、(1)受講生法人の中長期利益資金計画案作成、(2)経営トップとして中長期計画案を示すことの重要性を理解し、役割を果たすことを獲得目標としました。
 1日目の学習講演では、キッコーマン総合病院院長の三上繁さんが「コロナの経験から考える病院経営」をテーマに講演。午後からは現状投影シミュレーションを各自で作成し、参加者で互いに点検しながら、シミュレーションと中長期経営計画の乖離(かいり)を認識し、必要利益シミュレーションを作成しました。厳しい経営状況を認識し、民医連の事業所を守り抜く強い決意を固めました。(全日本民医連経営部 武内美和子)

(民医連新聞 第1804号 2024年4月15日号)