医師増員へ大運動を 全日本民医連で署名推進決起集会
全日本民医連は3月14日、都内で医師増員を求める署名推進決起集会を開催し、会場とWEB合わせて347人が参加しました。
医療制度研究会理事長の本田宏さんが基調講演。さまざまなデータを示し、政府やメディアの医師過剰論の破たんを指摘。「世界は医師増員がトレンドで、医療は成長産業。患者の権利、医師の人権を守るためにも、運動をつづけていこう」と呼びかけました。
全国からは大阪、福岡、宮崎のとりくみ報告があり、宮崎大学の早瀬陸さん、秋田大学の松久凌大さんが医学生として発言。松久さんは「将来不安から卒後、海外移住を考える同級生が増えている」などと学生の現状を訴えました。また全国医師ユニオン代表の植山直人さんは「メディアからも注目され、論調に変化も。5万筆の目標にこだわってとりくもう」と激励のメッセージを寄せました。
理事を代表して吉岡モモさんが行動提起し、全県連での推進体制の確立や目標の明確化、すべての医師・医学生に署名をひろげることなどを確認しました。
参加者全員が医師増員への決意を固めました。
(民医連新聞 第1803号 2024年4月1日号)
- 記事関連ワード
- 医学生