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民医連新聞

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「ケアの倫理」深め「2つの柱」全面実践を 全日本民医連 第46回定期総会 2月22~24日 全議案を承認/新役員を選出 平和的生存権、人間の尊厳を守る立場で

 全日本民医連は2月22~24日、沖縄県那覇市内で第46回定期総会を開催し、全国の代議員601人と全日本民医連理事らが3日間にわたって方針を深めました。運動方針、決算・予算などの議案をいずれも圧倒的多数の賛成で決定。信任投票によって89人の新役員と3人の会計監査を選出しました。
 オープニング企画として、沖縄民医連の青年職員が作成した同県連の歴史の映像が披露されました。高野好枝(東京)、山田竜治(大阪)、伊泊広二(沖縄)各代議員を議長団に選出しました。
 沖縄民医連会長の座波政美さんが「海を越えて総会を開催できた。政府が辺野古新基地建設を諦めるまでたたかう」と歓迎あいさつ。
 全日本民医連理事会を代表し、会長の増田剛さんがあいさつ。前総会から2年間で亡くなった職員と、能登半島地震の犠牲者に全員で黙とうしました。
 運動方針案を事務局長の岸本啓介さんが提案。ロシアのウクライナ侵攻、パレスチナ・ガザ地区でのイスラエルの攻撃の早期停止を求める運動、「結成70年を力にケアの倫理を深め『2つの柱』の全面実践」を呼びかけました。事務局次長の西澤淳さんが決算報告と予算提案を行いました。
 討論では24人が発言。続く討論を2日目の分散会に付託しました。夕方から、沖縄民医連元会長の仲西常雄さんが「沖縄民医連の医療活動」と題し記念講演。
 2日目は、13の分散会を行い、610本の発言で活発に討論しました。今回の分散会では小グループでも意見交換をしました。
 3日目に全体会を再開。3つの分散会報告。方針案について出された意見に対し、岸本さんが理事会の見解を説明。全体討論は9本の発言がありました。
 選挙管理委員会が89人の役員と3人の会計監査全員が圧倒的多数で信任されたと報告。理事会総括報告に続き、運動方針案と決算・予算報告、会費基準の改定を圧倒的多数で採択。特別決議と総会スローガンを採択、評議員、予備評議員の選出を拍手で承認しました。
 退任役員21人を代表し、前事務局次長の岩須靖弘さんがあいさつ。第46期理事会を代表して会長の増田さんが決意表明、副会長の坂田薫さんが閉会あいさつ。
 北海道・勤医協中央病院の浅沼史さん(事務)は「診療報酬改定に向けた、福岡民医連のたたかいの報告に刺激を受け、精神科支援で山梨の仲間が送ってくれたしおりに感謝を伝えることができた」と感想を語りました。(詳細は次号で特集)

(民医連新聞 第1801号 2024年3月4日号)