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民医連新聞

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230人の看護師・保育士がナース★アクション国会行動

 全日本民医連は1月30日、ナース★アクション1・30白衣の国会行動と題し、すべての看護職員の処遇改善、高等教育の無償化、院内保育の充実を求め、要請行動と院内集会を行いました。ナース★アクションは、看護職員の処遇改善署名10万筆を提出した昨年5月に続き2回目。看護代表者会議後の看護師220人と、保育士10人など、230人超(WEB25会場含む)が参加しました。
 参議院議員会館で行った院内集会で参加者は、白衣に着替えてアピール。全日本民医連副会長の川上和美さん(熊本民医連・看護師)が開会あいさつ。「医療機関に不団結と分断を持ち込む看護職員処遇改善評価料の抜本的見直しを求めてきた。長期のコロナ禍で明らかになったのは、看護体制の脆弱(ぜいじゃく)性。看護学生の厳しい実態も明らかになっている。院内保育の充実もあわせ、現場の切実な声を真摯(しんし)に受け止めて」と訴えました。
 各要請項目に対して、厚生労働省、文部科学省、こども家庭庁の職員、計9人が回答。各国会請願署名「すべての看護職員の処遇改善を求める」21万4917筆、「高等教育無償化を求める」10万8716筆を、連帯あいさつに駆けつけた国会議員に手渡しました。紹介議員は衆参計40人にのぼります(2月5日現在)。
 続いて現場からの訴え。コロナ禍でも断らない必死の看護・介護の現場、全国7つの看護専門学校学生自治会のビデオメッセージと看護学生の実態、医療現場をささえる院内保育、診療報酬改定について、4人が訴えました。
 閉会あいさつで看護委員長の須田倫子さん(北海道勤医協・看護師)は、「つらいことを沈黙しないで、声をあげ、社会を変えていこう」と呼びかけました。
 集会後、保育世話人はより具体的に要請内容を伝えるため、こども家庭庁職員と懇談しました。

(民医連新聞 第1800号 2024年2月19日号)