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民医連新聞

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学んだことを職場で共有 人権としての社保セミナー

 昨年11月11日、全日本民医連第45期「人権としての社会保障」セミナー第3クールを東京都内で開催し、37県連から108人が参加しました。最初に、各地協でとりくんだ「人権についてのFW」として、被災者支援や、ハンセン病の歴史や強制隔離された人の体験談などを報告・交流しました。
 班討論では、受講生が個人課題としてとりくんだ「気づきから始めるソーシャルアクション」を報告・交流。東京大学大学院教授の本田由紀さん(教育学)が「自己責任論を乗り越えて」をテーマに記念講演。国際比較のデータから、日本では国民が「自己責任」を感じている割合が非常に高く、セーフティーネットの切り下げや不安定雇用が社会構造的につくられてきた背景があると指摘。「医療・介護従事者のみなさんとすべての人の『人権』が守られる社会に向けてともにがんばりましょう」とエールを送りました。
 班討論では、講演の感想と「社保運動への決意ボード」の作成、記念撮影を行い、事務局次長の洗川和也さんが、閉会あいさつと修了証授与式を行いました。
 参加者からは「3クールを通して人権の学びを深められた」「セミナーで学んだことを職場などで共有していきたい」との感想がありました。(全日本民医連社保運動・政策部 正森太朗)

(民医連新聞 第1797号 2024年1月1日)