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民医連新聞

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医療・介護・福祉に予算を いのちまもる10・19総行動

 10月19日、東京・日比谷野外音楽堂で「10・19いのちまもる総行動」を開催。民医連を含む、医療・介護・福祉分野の団体、労働組合でつくる実行委員会の主催です。主催者あいさつで、医労連の佐々木悦子委員長は「今こそ、いのちと人権を守る政治への転換が求められる」と強調しました。
 「ザ・ニュースペーパー」が自民党の岸田文雄首相、菅義偉前首相、日本共産党の志位和夫委員長に扮(ふん)したコントを披露。その後、立憲民主党と日本共産党の国会議員が連帯のあいさつをしました。
 リレートークでは、千葉勤労者福祉会の門脇めぐみさん(介護福祉士)も全国の民医連の仲間と登壇。全産業平均より月額7万円も低い給与のもとで奮闘する介護職員の現状について、離職もあいつぎ、限界に達していると指摘。「国民の健康と暮らしを守るのは政治の責任」と訴えました。
 集会後は、パレードを実施。医師・看護師、介護職員の増員や賃金増、診療報酬・介護報酬の大幅引き上げなどを訴えました。
 沖縄・こくら虹薬局の園崎智さん(事務)は、「物価高で経費がかさんでいる。調剤報酬を上げてほしい」。とよみ生協病院の外間はつひさん(放射線技師)は、「現場職員のがんばりにも限界がある。診療報酬の引き上げを」と話しました。
 長野・上伊那生協病院の中野良佳さん(事務)は、マイナンバーカードに保険資格を結びつける手続きや、マイナ保険証による窓口の受付方法もわかりにくく、「高齢者にはたいへんそう。保険証をなくさないでほしい」。また「将来の医療・介護職をめざす高校生のためにも、学費を減らしてほしい」と語りました。

(民医連新聞 第1794号 2023年11月6日)