ミサイルより看護師増員 ナース★アクション全国交流集会
9月5日、第2回ナース★アクション全国交流集会をWEBで開催し、前回の倍以上の209人が参加。最初に日本共産党の倉林明子参議院議員が、国会情勢の報告を行いました。この間、看護をめぐって、国会が確実に動いてきたこと、11万の署名と会派を超えた与野党43人の賛同議員の獲得など、ナースウエーブに匹敵するような運動を民医連がつくりつつあることを指摘。これからは、医師や看護師、介護士を含めた増員を正面に掲げてさらにとりくむ必要があること、憲法を無視して、戦争準備に入った岸田政権の政策を転換しない限り、社会保障費削減と医療費抑制は加速するばかりであり、軍事費を削っていのちとケア最優先の社会へ、みんなで力を合わせようと訴えました。
これまでの情勢を踏まえて、秋以降のとりくみを意思統一しました。(1)「全ての看護職員の処遇改善」と、「高等教育無償化」を求めるふたつの国会請願署名運動にとりくむこと、(2)各県連で、知事や議会などに対して県連主体での要請行動をひきつづき強めること、(3)全国看護学生アンケート調査の結果も踏まえて“看護学生が経済的不安なく学び続けられる環境の整備を求める”運動にとりくむことなどを提起しました。
各地協からのとりくみの報告で交流、北海道・札幌看護専門学校から看護学生のリアルな報告があり、認識を共有しました。12月末までに30万筆を目標に、署名の普及にとりくんでいきます。
(民医連新聞 第1793号 2023年10月16日)