危機的経営での役割再認識 監事・監査交流集会ひらく
8月28日、第12回監事・監査交流集会をWEBで開催し、38県連90法人から監事156人、監事外31人の187人が参加し、4年ぶりの交流集会となりました。
全日本民医連経営部長の塩塚啓史さんが開会あいさつを行い、事務局次長の寺山公平さんが「民医連経営の現状と経営管理の基礎的課題について」と題し講演。現在、民医連経営の現状が「容易ならざる状況」に置かれていること、経営課題の視点からも「本格的なたたかい」が必要であることを指摘しました。
顧問会計士の田岡歩さんが「民医連における監事の役割」を講演しました。監事・監査制度や実務の概要、監事の役割や法的責任、内部監査の重要性についてのべました。民医連の監査は法人や役職員、地域の医療・福祉・介護活動を守るための監査であり、民医連経営を守るために、適切な経営状況の把握と、羅針盤である中長期経営計画を物差しに、予算管理の視点で評価することの重要性をのべました。
2つの講演後、法人形態ごとに29のグループに分かれ、それぞれの講演の感想、自法人の課題、監事・監査の役割などについて活発に討論しました。参加者からは「現在の民医連が置かれている経営状況がよくわかった」「民医連の監事としての役割を再認識した」などの感想が出ました。
(全日本民医連経営部 堀越聡)
(民医連新聞 第1792号 2023年10月2日)