9条の平和構想は無限大 大軍拡阻止学習決起集会開く
7月4日、「大軍拡阻止、憲法改悪を許さない! 全日本民医連学習決起集会」を開き、都内会場とWEBを合わせて約340人が参加しました。
学習院大学大学院教授の青井未帆さんが、「安保3文書と私たちの平和構想」と題して学習講演。青井さんは、岸田政権が昨年12月に安保3文書を閣議決定で改定し、「わが街レベル」で大軍拡がすすむ現状を指摘。2013年以降の安保政策「大転換」の最終段階として、政府がすすめる戦争の準備の実態、政府が求める国防への「国民の決意」、「国民保護」とは名ばかりに国民を戦争に巻き込み、人権を制限しようとしていることを解説しました。その上で「市民が憲法9条のプロジェクトを補強している。私たちの平和構想力は無限大だ」とのべ、平和の準備、外交の重要性、市民レベルでグローバルに手をつなぎ実現する平和構想を語りました。「私たちの自由、解放の下ざさえとして、憲法があることを思い起こしたい」とも強調しました。
続いて、各地のとりくみ報告。富山医療生協組織部の中土悠さんは、「もっと人通りの多いところで」という組合員の一言から、工夫し楽しくとりくんだ憲法署名活動について紹介。山梨・甲府共立病院副事務長の鞠子陽子さんは、コロナ禍で3年間ストップしていた反核平和のとりくみの再開に、PEACEチャリ・ウオークを実施し、準備過程でさまざまな発見があったと報告しました。
全日本民医連は(1)学習、(2)宣伝、(3)署名で、大軍拡阻止の大運動を呼びかけています。青井さんの講演動画は、限定公開しています。詳細は県連にお問い合わせを。学習に活用してください。
(民医連新聞 第1788号 2023年8月7日)