憲法、綱領の原点を確認 沖縄で看護幹部研修会
6月5~8日、看護幹部研修会を沖縄県で開催し、36県連から59人が参加しました。沖縄・にじの会理事長の仲西常雄さんと県連事務局長の名嘉共道さんは「沖縄の歩みとたたかい」、全日本民医連の増田剛会長は「結成70年を迎えた民医連の運動の到達について」、日本平和委員会常任理事の川田忠明さんは、「平和人権保障の国際的到達と自分の見方」、京都保健会理事長の吉中丈志さんは「戦争と医療・医学、倫理と人権」、東京大学大学院教授の本田由紀さんは「戦後の日本とケアが大切にされる社会への展望」をそれぞれ講演。いま軍拡や憲法改正が叫ばれる日本の岐路だからこそ、民医連綱領の実践にこだわる姿勢をあらためて確認しました。
フィールドワークでは糸数アブチラガマや平和祈念資料館で、沖縄戦の悲惨さをくり返してはならないと再確認しました。また嘉手納基地、普天間基地、辺野古新基地建設現場も視察し、日本政府が沖縄の民意をないがしろにしている状況を学びました。
参加者は、学びの場をつくり、気づきから考え、発信・行動するサイクルを集団ですすめること、迷った時には焦らず原点である憲法と民医連綱領に立ち返って、あきらめずに活動することなどを宣言しました。
(民医連新聞 第1787号 2023年7月17日)