未来つくる仲間育成を 医学生委員長会議を開催
5月20~21日、2023年度都道府県連医学生委員長会議を大阪市内で開催し、WEBを含め、154人が参加。6年ぶりの集会になりました。
全日本民医連医学生委員長の後藤慶太郎さんが、医学生委員長へのアンケート結果を分析し、問題提起。新型コロナウイルス感染症や地域枠、マッチング制度で医学生に影響が出ているなかで医学生がつながり、医ゼミや新たに医学連に加盟した大学が出るなど、学生運動が活気づいていることを紹介。多様な学生のとりくみをささえ、民医連を発展させ、未来をつくる仲間として奨学生を生み、育てることを提起しました。
指定報告では、3人の医学生委員長が「医学生委員長と私~学生時代と今をつなぐもの」をテーマに自身の経験をふり返りました。また、大阪医ゼミに向け、大阪医ゼミ全国実行委員が準備状況を報告し、近畿地協医学生委員長の落合甲太さんが、「医学生運動は民医連のめざす医療や社会の実現に直結する。大阪医ゼミ成功に向けて医学生を援助していこう」と提起しました。
京都民医連中央病院名誉院長の吉中丈志さんが「731部隊と大学―研究倫理の課題―」というテーマで学習講演をしました。
班別討論では、医学生に何を伝えていくのか、奨学生とは何か、コロナ禍における医学対活動をふり返りながら、今後に向けた医学対活動の展望を討論しました。(全日本民医連医師部 都築浩志)
(民医連新聞 第1784号 2023年6月5日)