憲法を守って平和の準備を 5・3集会に2万5000人
5月3日、東京・有明防災公園で、「あらたな戦前にさせない!守ろう平和といのちとくらし 2023憲法大集会」が開催され、2万5000人が参加。サブステージでさまざまなトークイベントやライブイベントなども催され、全国の団体の出店ブースが並ぶなどにぎやかに行われました。
集会実行委員会の高田健さんが開会あいさつ。亡くなった大江健三郎さんや、集会スローガンに引用したタモリさんの言葉を紹介し、「戦争ではなく、平和の準備をしよう」と呼びかけました。
憲法学者の清末愛砂さん、沖縄大学地域研究所の泉川友樹さん、漫画家の東村アキコさんなどが、今の政治と憲法について、それぞれの立場で発言しました。また立憲民主党、日本共産党、れいわ新選組、社民党の各政党や、市民連合からもあいさつがありました。
リレートークでは、入管法の問題を移住連の山岸素子さん、馬毛島の軍事基地化問題に反対する市民団体の前園美子さん、性差別の問題を看護師で作家の宮子あずささんがそれぞれ発言。集会の最後は、地域や職場で声をひろげ、「憲法改悪を許さない全国署名」へのとりくみを大きくすることを呼びかけ、行動提起がされました。
集会後は2つのコースに分かれてパレードを行い、多くの参加者が「憲法守れ」「軍事費よりも、いのちとくらしを」と訴えました。
(民医連新聞 第1783号 2023年5月22日)