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民医連新聞

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国は早急な救済と謝罪を 優生保護法問題

 3月28日、優生保護法問題の全面解決をめざす全国連絡会が主催し、衆議院第一議員会館で「優生保護法問題の早期・全面解決を求める3・28院内集会」を開催しました。330人が現地参加し、オンラインでは374アクセスがありました。
 国賠訴訟の原告団が、この間、原告の勝訴と違憲判決で、除斥期間を認めない判決が続いていることを報告。大阪高裁で勝訴した鈴木由美さんは「手術の恐怖から病院に通うことは今でも怖い。障害のある人が普通に暮らせる社会になってほしい」と訴えました。
 集会には田村憲久元厚労大臣など国会議員22人が参加。優生保護法が戦後初めての議員立法であり、全会一致で成立したことや、除斥期間を認めない判決を受け「国会議員として重く受け止める」という発言がありました。
 弁護団の新里宏二さんは「司法の結論はすでに出ている。次は政治が解決する時だ。一刻も早い全面解決と岸田首相は被害者に直接謝罪を」と呼びかけました。
 集会は国に控訴や上告をやめることや、被害者への謝罪や救済、同じことをくり返さないための行動を求めるアピール文を採択。首相官邸前で緊急アピール行動をしました。

(民医連新聞 第1782号 2023年5月1日)

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