再び大事故招く原発回帰を許すな 3・4原発ゼロ集会を開催
原発をなくす全国連絡会は3月4日、東京・日比谷野外音楽堂で福島を忘れない 原発推進許すな3・4原発ゼロ集会を開き、4年ぶりの集合開催に約500人が参加しました。米山淳子さん(新婦人)が開会あいさつ。いのちや暮らしより儲け優先の原発推進政策を批判し、「岸田政権の暴走を食い止める運動、共同をひろげ、統一地方選挙で厳しい審判をくだそう」と呼びかけました。吉良よし子参議院議員(共産)が登壇し、社民、沖縄の風がメッセージを寄せました。フォーラム4代表の古賀茂明さんは、60年超の原発の運転も可能とする方針に対し、原子力規制委員会が利用推進側の経産省と事前相談していた問題を批判。安倍元首相が支持を固めた岩盤右翼層の存在を指摘し、「おかしな空気に対し声をあげる人が大事」とのべました。
福島から駆けつけた30人余りの仲間とともに登壇した、いわき市民訴訟原告団長の伊東達也さんは、「たがが外れたこの原発回帰策をすすめれば、“原発大事故、次も日本”だ」と警鐘を鳴らしました。3月10日のいわき市民訴訟仙台高裁判決と、その先の最高裁でのたたかいを見据え、「福島原発事故に対する国の責任を認めさせるために、全国で一大市民運動を起こそう」と訴えました。原発をなくす群馬の会の丹治杉江さんと、FoE Japanの吉田明子さんも発言。集会後は「日本のどこにも原発いらない」などと訴え、銀座をパレードしました。
(民医連新聞 第1779号 2023年3月20日)
- 記事関連ワード