大軍拡やめ、禁止条約へ参加を 3・1ビキニデー
3月1日、「3・1 ビキニデー集会」が、静岡を現地会場にオンライン併用で開催されました。4年ぶりの現地開催で、参加者は現地800人、オンラインから661のアクセスがあり、ビキニ環礁での水爆実験被害の実相や、核廃絶に向けた各地の運動、思いを共有しました。
主催者を代表し、静岡県原水爆被害者の会会長の石原洋輔さんがあいさつ。地元焼津市長や被爆地の広島、長崎の市長などからのメッセージが紹介されました。文化企画では、ゴスペル亭パウロさんが落語「私の名前は第五福竜丸」を披露しました。第五福竜丸の元船員、大石又七さんの義妹の河村惠子さんや、高知ビキニ被災船員訴訟の弁護団・原告からの訴えがありました。現地参加した海外代表を交え、核廃絶に向けた意見交流。全国各地からの参加者が、草の根の運動を報告しました。
集会アピールでは「日本政府に平和憲法に反する大軍拡をやめ、アメリカの核の傘から脱し、核兵器禁止条約への署名・批准を求めよう」と訴え、会場からの満場の拍手で採択されました。また8月に行われる原水爆禁止世界大会を、大きく成功させることを呼びかけました。
(民医連新聞 第1779号 2023年3月20日)