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民医連新聞

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沈黙しない看護の発展を 第1回看護代表者会議を開催

 1月31日、45期第1回看護代表者会議を開催し、全県連から291人が参加しました。
 全日本民医連の増田剛会長は、「人権と公正の視点でいのちとケアが大切にされる社会へ」をテーマに記念講演。3年にわたるコロナ禍での奮闘をねぎらい、「『公正な社会』には『ケアの倫理』が必要。民医連結成70年の歴史を背負い、地域から人権の波を発進させよう」と語りました。
 須田倫子看護委員長は「看護分野の重点課題」を提起。ロシアによるウクライナ侵攻と憲法危機のなか、いのちを守るケアの担い手として、「医療・介護活動の2つの柱」の実践のなかで、総合性と専門性を磨き、「沈黙しない」民医連看護の強みを発展させよう、と呼びかけました。また、多角的に把握された「看護管理実態調査」(確保と育成、メンタルヘルス、労働環境、タスクシフト・シェアなど)を法人・事業所の看護管理をマネジメントに生かすことを強調。看護師特定行為研修については「考え方・方針を策定した」が30法人となっており、あらためて、全日本民医連理事会(2015年5月16日)で確認した「県連・法人として方針を検討する際の留意点」を踏まえての合意形成を呼びかけました。深刻な看護師不足には、その対策や処遇改善などを国に求めながら、看護学校の低学年対策、定員確保など看護師確保の強化を訴えました。
 加えて訪問看護ステーション実態調査の報告、「コロナ禍の看護実践集(仮)」の制作、ホームページ「きらり看護」職員専用ぺージの開設の説明があり、4県連(山梨、東京、神奈川、京都)からの看護実践報告、分散会で交流しました。理事によるハンドベルの演奏があり、参加者からの温かい拍手で会議を締めくくりました。(全日本民医連職員育成部)

(民医連新聞 第1777号 2023年2月20日)