新型コロナ支援に謝意韓国社医連などを訪韓 全日本民医連
昨年12月9~11日、全日本民医連国際部と増田剛会長は、新型コロナウイルス感染症第1波で、物資が不足していた時、真っ先に支援物資を送ってくれた韓国の仲間へのお礼とあいさつに韓国を訪問。韓国社会医療機関連合会(社医連)、人道主義実践医師協会(人医協)、健康な社会のための歯科医師会(健歯)、グリーン病院のみなさんと再会を喜びました。韓国でコロナ感染治療の中心を担ってきた国立中央医療院院長から、韓国の新型コロナ対応の現状と課題についてレクチャーがあり、日本の政策や対応についても意見交換しました。コロナ患者専用として建設された医療センターも見学し、専用病棟として準備され機能している様子は、国立病院ならではだと感じました。
今回の訪問では、韓国の仲間から医療従事者の今日的課題として「気候危機」という言葉を何度も聞きました。地球環境を守る運動に医療従事者が参加し、病院からの発信や事業化、他の医療団体へ呼びかけての声明など、具体的なとりくみは、今後の私たちの運動の参考になるものでした。また、懇談のなかで韓国の仲間から、民医連の源流である無産者診療所や反核平和運動など民医連の歴史に関する話題が出され、あらためて民医連結成70年の歴史の重みを感じることができました。(全日本民医連国際部 宮澤洋子)
(民医連新聞 第1775号 2023年1月23日)