23年国会まで100万筆達成を 改憲発議許さない決起集会に550人 全日本民医連
10月5日、改憲発議を許さない全日本民医連決起集会をWEBで開催し、550人が参加しました。全日本民医連の増田剛会長は「改憲発議を許さない転換点となる集会に」とあいさつ。東京都立大学教授の木村草太さんが、「憲法をめぐる動き、改めて憲法の大切さ」をテーマに学習講演。「憲法は過去にあった国家権力の三大失敗の、戦争、人権侵害、独裁が起きないようにルールを決めたもの」と指摘。「安保法制で13条の幸福追求権を根拠に集団的自衛権を合憲化」してきた動きにも触れました。改憲4項目の、合区の解消、教育の無償化、緊急事態条項は現行法での対処が可能で、改憲の必要はないとのべました。
日本共産党参議院議員の山添拓さんも改憲をめぐる情勢に触れ、連帯のあいさつをしました。
各地のとりくみは7つの指定報告。山梨民医連は、「憲法フェス2022inやまなし」の活動を報告しました。法人と労組、共同組織と合同の推進本部体制をつくり、参院選までの署名3万筆目標に。「憲法フェス2022inやまなし」のキックオフ集会では、ポスターコンクールを行います。
京都民医連は「平和憲法を本気で活かす!」と、署名100筆集めるピースチャレンジャー、平和の思いを原稿にするウルトラマン(3分間)スピーチ、街頭宣伝で使用するマイプラスターの運動を提起。また在住団地1000軒にポスティングし100筆達成、看護学校時代の知人にも郵送し100筆達成、地元のラジオCMで憲法を守る意見広告も行いました。
福岡民医連は、「Kenpou-keeper」チャレンジにとりくんだ報告をし、入職2年目の職員が署名をきょうだいや友人に呼びかけ、姉の職場からも署名が届いた経験、自分の言葉で憲法を語り、粘り強く署名をすすめたこと、目標を達成した若手職員の成長が感じられたことを報告しました。
憲法学習の飛躍、宣伝行動、2023年通常国会までに、目標の100万筆の行動提起を行いました。
(民医連新聞 第1770号 2022年10月17日)