医師政策づくりの推進を 都道府県連医師委員長会議
9月3~4日、3年ぶりとなる都道府県連医師委員長会議をWEBと現地参加のハイブリッド形式で開催し、全国都道府県から医師委員長、医師部担当事務、県連事務局長と四役など161人が参加。全日本民医連の増田剛会長が「コロナ禍を乗り越え人権と公正の視点で前進しよう」をテーマに記念講演。コロナ禍で深まった人権と公正の視点、日本と世界を取り巻く情勢と、民医連に求められる運動課題を指摘しました。
医師部長の山田秀樹さんが問題提起。全県連での「大切文書」の議論を通して医師政策づくりをすすめていくこと、情勢認識の一致を提起。医学対分野の報告は医学生委員長の後藤慶太郎さんが、コロナ禍のなかで躍動する医学生運動を報告し、あらためて密な医学生と医学対の活動を呼びかけました。指定報告は、9人がグッドプラクティス(優れたとりくみ)の発表を行い、各県連・地協・領域別などの特色を生かした先駆的なとりくみや活動を報告。分散会は3回に分けて行いました。
最後に医師研修委員長の大島民旗さんが閉会のあいさつと総括を行いました。参加者からは「グッドプラクティスを聞いて当たり前にしていることを言葉にすることが大切だと気づいた」「グッドプラクティスと分散会で得られた知恵で、自分たちの医師政策づくりを優先事項の一つに位置づけたい」などの感想がありました。(全日本民医連医師部 荻生雄毅)