玉城デニー沖縄知事再選 県民の辺野古新基地反対ぶれず
任期満了に伴う沖縄県知事選挙は9月11日、投開票され、無所属現職の玉城デニーさん(立憲民主、共産、れいわ新選組、社民、地域政党・沖縄社会大衆が推薦)が再選を果たしました。玉城さんは岸田政権が支援した候補者に6万5000票の大差をつけました。2019年の県民投票でも示された民意に沿って、辺野古新基地建設反対、普天間基地の即時返還を掲げる玉城県政の継承が、あらためて支持されました。
当選後、「県民の思いは1ミリもぶれていない」「新基地建設は認めない。2期目は国際社会にも辺野古の不条理を堂々と訴える」と表明。今後は埋め立て予定海域にある軟弱地盤の改良のため、政府は知事から承認を得なければ改良工事に着手できません。
選挙では、「平和だからこその経済、教育、観光。すべての基盤は平和」と基地をなくしてこそ経済発展がひらけることや、翁長前知事から引き継いだ、中学校卒業まで通院の医療費窓口負担金なし、就学援助の拡充など、子どもの社会保障対策も訴え、支持されました。
全国から激励やカンパ、全日本民医連の増田剛会長をはじめ、のべ120人が現地に選挙支援に入りました。
(民医連新聞 第1768号 2022年9月19日)