実践例ロールプレイで学ぶ メディエーターの養成講座
7月9~10日、平和と労働センター2階ホールで、病院の職責者・管理者を対象に医療メディエーター養成講座を行い、12県連から27人が参加しました。3年ぶりの対面での開催になりました。
医療メディエーターとは、医療事故が発生した場合、患者と医療従事者間で問題が起きた際に、両者の間に入り問題解決に導く仲介役のことです。講師は国立病院機構長崎川棚医療センターの宮下光世さんと兵庫・尼崎医療生協病院の遊道佳子さんがつとめました。
受講者はメディエーターとして、院内実践例の検討、対話とは何かなどの基礎的な知識や心構え、視点の持ち方の説明を受け、薬の副作用やがん告知の事例などをテーマに、4つのロールプレイを通し、実践的な研修を行いました。患者、医療従事者、メディエーターの役割が設定され、参加者全員が順番にすべての役割を担当しました。参加者は講演、ロールプレイを通してメディエーターの役割を学びました。
2009年から実施した本研修会は今回で通算18回となり、合計524人を養成しました。(全日本民医連医療部 増田純也)
(民医連新聞 第1766号 2022年8月15日)