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民医連新聞

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憲法カフェ ぷち⑧ 改憲を止めるために

 7月10日の参議院議員選挙では、自公政権が議席を増やし、改憲に積極的な日本維新の会も議席を伸ばして、憲法改正の発議に必要な3分の2の議席を確保しました。自民党の茂木幹事長は、選挙後は憲法改正にとりくむとテレビ番組で明言。維新の会も「核共有」など極めて好戦的な公約を掲げて「戦争放棄」の破棄を主張しています。今後1~2年で、改憲が強引にすすめられる可能性があります。
 選挙期間中は、主要マスメディアが国政や選挙を丁寧(ていねい)に報じなかった上、安倍元首相が銃撃された事件もあり、社会全体の選挙への関心はなかなか高まりませんでした。マスメディアは国民の「知る権利」にこたえるべく政治を監視して報じる使命を負いますが、この選挙期間のマスメディアの姿勢は、使命に背いたと言わざるを得ません。マスメディアに、政治を監視する使命を全うするよう求めるのも、主権者である私たちの「不断の努力」と言えましょう。
 私たち自身にとっても、今後おしすすめられるであろう改憲案が、それぞれどのような危険をはらみ、市民の生活をむしばむか、各自が学んで知り、一人でも多くの主権者に届ける、そうした活動が、いっそう必要になってきますね。(明日の自由を守る若手弁護士の会)

(民医連新聞 第1764号 2022年7月18日)