憲法をまもり生かす社会に 公布75年に国会前で大行動
憲法公布75年の11月3日、国会正門前で「平和といのち人権を!」などをかかげる憲法大行動が行われました。2000人の参加、視聴者で、「改憲を許さない、さらに大きな市民と野党の共闘の強化」をアピールしました。
総がかり行動実行員会の高田健さんは「小選挙区で野党統一候補は、62の選挙区で勝利し、自民党の重鎮や政府の閣僚を落選させたが、改憲勢力に3分の2の議席を与えた」と課題を指摘。「今の政治を変えるため、市民と野党の共闘の強化」を呼びかけました。
東京大学教授の本田由紀さんは、「安倍・菅政権のコロナ対策は失敗で、オリンピック強行で感染爆発を引き起こし、補償もせず休業要請。一律給付も1回のみで庶民にしわ寄せがきた。野党の共通政策実現にむけ、強さと活力も足して共闘野党を大きな政治勢力に」と訴えました。
全日本民医連事務局長の岸本啓介さんは「前回勝利できなかった24小選挙区も含め、62選挙区で勝利し、32選挙区で1万票以内に迫った。野党共闘が失敗したという攻撃は事実ではなく、悪意さえ感じる。憲法をまもり生かされる社会をつくって行こう」と行動提起しました。
(民医連新聞 第1749号 2021年11月15日)