１０月３１日、第１９回全国介護学習交流集会を開催。学習会は現地の他、ＺｏｏｍウェビナーとＹｏｕＴｕｂｅで配信し、１７５人が参加しました。
　同志社大学大学院教授の岡野八代さんは、新自由主義のもと改悪されてきた介護保険制度で、介護をする人も受ける人も「大切にされていない」「大切にすることができない」現状の転換について講演。あわせて中央社会保障推進協議会の「介護保険制度の抜本改革提言（案）」を学習しました。また、各地の介護現場で起きている実態報告、補足給付の見直しなどの介護保険制度の問題点を、具体例を通じて共有しました。
　最後に、学んだことを職場や地域にひろめ、介護保険制度の抜本的転換を社会に訴えること、抜本的転換を求める請願書名や「介護保険制度の抜本改革提言（案）」を活用し、自治体要請にとりくむことを提起しました。（全日本民医連医療介護福祉部　瀧澤大貴）

（民医連新聞　第1749号　2021年11月15日）