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民医連新聞

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乳腺外科医師えん罪事件 最高裁で無罪判決の支援を 事実と科学否定の高裁判決を破棄に

 全日本民医連は、最高裁に上告中の乳腺外科医師えん罪事件で、無罪判決を勝ちとるために署名、カンパの支援を行います。現在、いつ最高裁の判断が出されるかもしれない状況から、(1)無罪を求める個人要請署名、(2)事実と科学にもとづく判決を求めるネット署名、(3)外科医師を守る会へのカンパにとりくみます。とりくみ期間のめどは11月20日まで。署名は医師だけでなく、すべての職員、患者、共同組織のみなさんなどにひろげてください。
 全日本民医連からは、外科医師を守る会発行の『Q&A・疑問にお答えします』、署名、お願い文書を各県連、各病院に送付しました。
 詳細は、第ア―586号で案内しています。


乳腺外科医師えん罪事件とは

 2016年5月10日、東京・柳原病院で乳腺腫瘍の摘出手術をした外科医師が、女性患者から「わいせつ行為をされた」と訴えられたもの。患者は手術時に全身麻酔をしており、「被害」を訴えたのは術後約30分。外科医師は一貫して無罪を主張しています。
 第1審の東京地裁は外科医師に無罪判決を出しましたが、2020年7月、東京高裁は無罪判決を破棄し、懲役2年の実刑判決を出しました。日本医師会の中川俊男会長は高裁判決後の記者会見で、「私は身体が震えるほどの怒りを覚えた。今後、全力で支持する」と発言。この判決が確定すると、日常医療の萎縮、ひいては患者の生命や健康に損害をおよぼしかねません。


外科医師を守る会へのカンパ
外科医師を守る会
(ゲカイシヲマモルカイ)
ゆうちょ銀行
 店名〇五八(ゼロゴハチ)
 店番058 普通預金7045221
 郵便局からの振込の場合
 記号10510 番号70452211

(民医連新聞 第1747号 2021年10月18日)