コロナ禍の実践学ぶ 保育交流集会を開催
9月4日、全日本民医連は保育交流集会をWEBで開催し、60人が参加しました。最初に保育世話人が開催の目的、保育をめぐる情勢、院内保育所の役割、民医連の保育所の現状、保育運動をすすめる課題、保育実態調査の分析について報告しました。
記念講演は特定非営利活動法人で福祉広場理事長の池添素(もと)さんによる「保護者を支えるとともに、親育てに大切なこと」。医療現場で働く保護者の子育てと、子どもの豊かな育ちの両方に伴走する保育者として大切にすべき視点や、保護者や子どもの心のSOS、「聞く」「聴く」「訊く」「利く」「効く」で寄り添う関係づくりについて語りました。
指定報告は「認可取得後の保育園経営と保育運営」「コロナ禍における病児保育の実態」「院内保育所での感染症対応事例」について。
分散会は9グループに分かれて、コロナ禍の保育の工夫、子育て支援活動、次世代育成、認可取得に向けての模索など、自園の実践やとりくみなどをそれぞれ報告しながら交流しました。
新型コロナウイルス感染拡大が続き、医療現場や保育体制がひっ迫している保育園も多く、子どもたちを守るため緊張が続くなかでの集会でしたが、休憩時間には千葉のおひさま保育園の保育士たちによるペープサート(紙人形劇)や歌が披露され、保育関係者らしい和やかな集会となりました。(長谷川清美、広島・ひまわり保育園)
(民医連新聞 第1745号 2021年9月20日)
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