第15回学運交へ(2) 記念講演でケア・多様性を考える
コロナ禍の1年半、学習・労働・医療・介護などさまざまな場に、必要なケアが行き届かない現状に「もやもや」が絶えません。
ワクチン、オリンピック、休業への補償、何をとっても「なぜこんな制度なの? 決めたのは誰?」と思わずにはいられません。みなさんも「もやもや」しているのではありませんか?
第15回全日本民医連学術・運動交流集会の記念講演は、同志社大学大学院教授、岡野八代さんです。テーマは「ケア・多様性が大切にされる社会へ」です。岡野さんは訳・著書の『ケアするのは誰か?』で、J・C・トロント氏(フェミニスト政治学者)が民主主義の定義を「ケア責任の分配にかかわるもの」としていると紹介しています。
ぜひ集会に参加して、ケアと民主主義、そして「もやもや」の根本ついて考えてみませんか?(坂田薫、京都民医連中央病院・看護師)
(民医連新聞 第1739号 2021年6月21日)