核禁条約発効を祝う 全日本民医連がオンライン集会
1月22日の核兵器禁止条約発効を受け、全日本民医連は2月4日に「ヒバクシャ国際署名提出&新署名推進オンライン集会」を開きました。全日本民医連の増田剛会長があいさつし、条約発効は人類の歴史的偉業で、核兵器廃絶はいまや全世界的な課題と強調。「日本政府に条約への署名・批准を求める署名にもとりくむ決意をする集会に」と呼びかけました。
民医連が集めた74万6326筆の署名は、日本被団協代表委員の田中煕巳(てるみ)さんに届けました。田中さんは「条約発効は人類史に残るすばらしいこと。核廃絶の運動をもう一歩すすめましょう」と語りました。
その後、ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)国際運営委員の川崎哲さんが「核兵器禁止条約の意義」をテーマに記念講演。核保有国が参加しない条約は無意味との批判に対して、過去の非人道兵器が禁止された経緯を紹介し「非締約国であっても、実際には製造や使用を断念せざるを得ない」と指摘。国民の70%が望む核廃絶の意思を、政治に反映させる必要性にも言及しました。
広島からは発効当日の被爆者や被爆3世の子どもの発言、長崎からは発効直前の連日の行動、愛知からは反核医師のつどいの医学生の中での着実な広がり、などが報告されました。
(民医連新聞 第1732号 2021年3月1日)
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