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民医連新聞

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医療崩壊食い止めるため国は緊急対策を ―医団連が記者会見

 民医連など医療団体で構成する医団連は昨年12月25日、東京都内で記者会見を開き、医療崩壊を深化させないため、国に緊急の対策を求めました。全日本民医連から増田剛会長、岸本啓介事務局長が参加しました。
 増田会長は、コロナ病棟のない中小病院はクラスターが発生しやすく、地域によっては感染者が出ても転院できないため、自院で診るしかない状況になっていると指摘。「地域医療をささえてきた中小病院が大変な事態だ。国は一刻も早く全ての医療機関に減収補てんを」と求めました。
 日本医療福祉生協連の高橋淳さん(岡山協立病院院長)は、「7割の医療生協で赤字。補助金は感染対策に使い減収補てんには遠い」と指摘。人手不足で低賃金の介護現場にも触れ、「介護報酬0・7%アップでは追いつかない」と訴えました。
 日本医労連の森田しのぶ委員長は、「コロナ禍も1年近くになり、現場は疲弊している。夏のボーナスカットも3割にのぼり、職員のメンタルヘルス対策も含め医療機関への支援は急務」と語りました。

(民医連新聞 第1729号 2021年1月18日)