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民医連新聞

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看護学生の思いを形に 看護師受け入れ担当者研修交流集会

 10月30日、オンラインで44期第1回看護師受け入れ担当者研修交流集会を開きました。分散会参加者、傍聴のみ参加を含め、44県連259人が参加しました。
 指定報告は、「臨地実習の受け入れと職場づくり」(北海道)、「民医連看護学校と協力協同の看護学生確保と育成」(東京)、「看護学生担当事務としての実践報告」(富山)、の3つ。日常での看護学生へのかかわり方、とりくみの重要性を共有できました。分散会ではコロナ禍での各種企画の運営方法やとりくみの実践紹介などがあり、活発な意見交換を行いました。
 コロナ禍における看護学生へのアンケート調査(回答数1115人)では、3年前と比較し、より厳しい状況で看護学生が学んでいること、将来への希望と不安の声などが報告されました。看護学校の現場から、学生のよりリアルな現状も報告され、受け入れる側の環境づくりなどの課題も明確になりました。
 今後の課題として、民医連の理念・事業所の姿勢が奨学生に響いていることを確認し、後継者育成として奨学生対象のオンライン企画を旺盛に行い、看護師像を深める機会をつくること、学生個別の背景をつかむこと、コロナ禍で浮き彫りになった奨学金制度の不備、公的奨学金の拡充など、学生の要望を形にする運動を続けていく必要があることを再確認しました。(全日本民医連職員育成部 保木本佳子)

(民医連新聞 第1727号 2020年12月7日・21日合併号)