権利としての社会保障を 全世代型社会保障阻止意思統一集会
10月24日、「全世代型社会保障改革阻止 たたかいの意思統一集会」を開催し、41県連から150人が参加しました。
冒頭、闘争本部本部長の柳沢深志さんが、「医療崩壊が現実になりかけている今、民医連のとりくみがいかに求められているか明らかになった」とあいさつ。
学習講演では、神戸大学名誉教授の二宮厚美さんが「全世代型社会保障の反憲法性」について講演。権利としての社会保障が消費税増税の口実に用いられ、安倍政権では助け合いの社会保障を理念にすすめられたと強調。新自由主義の破たんを多くの人が認めるようになり、野党共闘がすすんでいると語りました。
講演後、医師部、医療介護福祉部、社保運動・政策部がそれぞれの課題について提起。実践報告では、広島から公立・公的病院に再編・統合を求める地域医療構想の撤回・見直しを求めて地域の団体と協力し、要請やアンケート調査などを行ったと報告。群馬民医連からは、4月中旬から地域の団体ととりくんだ新型コロナ相談活動の事例を報告しました。
副本部長の藤原秀文さんが行動提起。名嘉共道さんが「このたたかいで社会保障充実が希望の持てるものにしよう」とあいさつしました。
(民医連新聞 第1726号 2020年11月16日)