いのち守る政治へ 立て直そう社会保障 10・22総行動
10月22日、「#いのちまもる 医療・社会保障を立て直せ! 10・22総行動」を、東京・日比谷野外音楽堂をメイン会場に開催しました。主催は、全日本民医連も参加する同実行委員会。今年は新型コロナウイルス感染対策のため入場制限を設け、会場参加者は329人。全国500会場からのWEB参加は数千人にのぼりました。
日本医労連の森田しのぶ中央執行委員長が「共同を大きく広げ、いのちを最優先にしない政策の転換を、国に求めましょう」と主催者あいさつ。
文化企画で登場した、社会風刺コントで知られるザ・ニュースペーパーは、笑いで痛快に政治の問題を斬りました。
立憲民主党、日本共産党から各2人の国会議員が登壇。元民医連看護師の倉林明子参議院議員(共産)は、「いま求められているのは新自由主義からの転換です。野党で力を合わせて政権交代を実現し、社会保障費の大幅増を実現しましょう」と呼びかけました。
リレートークでは各団体が、ビデオや壇上で訴えました。自治労連は、新型コロナウイルス危機下の、自治体病院などの看護現場について報告。保団連の山田美香理事(歯科医師)は「できるだけ安くなる治療法でお願いします」と言う患者が増えていると紹介。医労連の久保遼太郎さんは「コロナでさらに過酷な現場で、大きなストレスの中、介護を続けている。処遇改善の早急な実現を」と述べ、福祉保育労も「専門性に見合った処遇を」と訴えました。
民医連は「いのちの相談所」のとりくみを紹介。山梨民医連から、やまなし勤労者福祉会と甲府健康友の会の職員がビデオ出演し、地域に踏み出し、コロナ禍で経済的に困窮する人のいのちを守ろうと奮闘している活動を報告しました。
「いのちと人権を守れ」「憲法25条を守れ」などと、シュプレヒコールをあげました。
全国の民医連事業所で、集会のWEB視聴や独自の行動がとりくまれました。
(民医連新聞 第1725号 2020年11月2日)