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民医連新聞

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コロナ禍 医療・介護へ支援の必要訴え ドクターズ・デモンストレーション

 9月26日、ドクターズ・デモンストレーションWEBシンポジウムが開催されました。コロナ禍の中で、診療場面でも医療経営でも、働き方についても、介護の分野でも、さまざまな困難に直面している現状の報告がありました。
 民医連からは、平田理副会長が介護分野の特別の困難さについて発言しました。高齢者施設などでクラスターが発生すると重症入院患者数が増え、地域の医療体制がひっ迫する事態に直結するため、介護の現場を守ることは、医療の現場を守ることに他ならないと訴えました。にもかかわらず、対策や支援が医療ほど行き届いていないこと、医療の側からのサポートの必要性などを訴えました。
 東京・みさと健和病院の岡村博院長は、この冬に向けた課題として、PCR検査の整備、生活基盤がぜい弱になる人へのサポート、医師・看護師の増員、マスク、グローブなど医療資材の安定供給、医療機関の経営難を各病院の自助努力にまかせるのではなく経営援助が必須と訴えました。
 当日の映像や資料は全国医師ユニオンのホームページから入手することができます。(全日本民医連事務局次長、徳山通)

(民医連新聞 第1725号 2020年11月2日)