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民医連新聞

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5月の全日本民医連理事会 概要

 第44回定期総会から3カ月が経過しました。新型コロナウイルス感染症の関係で、4月は理事会議として開催したので、今回が事実上今期初の本格的理事会(Web開催)でした。
 会長あいさつで、新型コロナウイルスの感染まん延期に事業を再開・継続するための、さまざまな知恵と工夫が求められるフェーズで、専門家や学会の情報に機敏に対応して、現場と具体的な仕事のありかたを検討する管理運営ができるかどうかが鍵になる、と指摘。また、コロナ禍で本当に困難な人びとにつながり連帯・支援していくことは、民医連の使命であり、地域の期待に応えられるかどうか、まさに民医連の力が試されているとして、ひき続きの奮闘が呼びかけられました。
 全日本民医連理事会アピール「第44回総会方針を力に、感染まん延期にふさわしいとりくみで、無差別・平等の医療・介護を守りぬこう」を議論して確定し、全国に発信しました。
 第44期運動方針案の補強・修正などについて確認。総会決定集は、6月9日から全国に発送予定です。学習月間(6~9月末)で、学習用動画「未来へのカルテ2020」および「民医連新聞」総会特集号と合わせ、各県連、事業所などで活用を呼びかけます。
 第44期理事の専門部分担、6月からの部会運営について確認しました。6月は各専門部担当理事会議で今期のとりくみを検討、具体化していきます。
 新型コロナウイルス感染症拡大に伴う各地の報告を受け、以下の提案を確認しました。
〇新型コロナウイルス感染症の影響による福祉医療機構などからの借入金検討、実施の留意点について
〇新型コロナウイルス感染症に関する職員へのヘルスケア(案)について
〇すべての医療機関・介護事業所を守り、職員、患者・利用者の受療権を保障するために
○新型コロナウイルス感染症発生における歯科診療についての基本方針と対応の検討課題について
 また、新型コロナウイルス感染症に関する情報交換などの目的で、「COVID-19に入院で対応する民医連病院の情報交換・相互相談のための院長メーリングリスト」と「看護管理者のメーリングリスト」を新設しました。それぞれ対象などについて別途案内し、運用を開始します。
 小児医療委員会から「コロナウイルス感染症感染拡大期の民医連小児科医から子育て中の皆さんへのメッセージ」、精神医療委員会から「事業所の役職の皆さん、民医連精神科スタッフの皆さんへ―職員そして患者さん・利用者の方々のこころの健康を保つために行動しましょう」が出され、活用を呼びかけます。
 全日本民医連青年医師SDHに関する研究助成規定を確認しました。
 韓国社会的医療機関連合会、人道主義実践医師協議会、韓国グリーン病院などから提供を受ける支援物資の各県連への振り分け、到着後、各県連に送付することなどを確認しました。

(民医連新聞 第1716号 2020年6月15日)