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民医連新聞

民医連新聞

12月の全日本民医連理事会 概要

 第44回定期総会に向けて、運動方針案の提案を受けて議論しました。2020年1月理事会で方針案を確定し、1月下旬に「民医連新聞」号外で全国討議に付します。2月中旬頃を目途に県連ごとに意見を集約し、第44回定期総会で論議します。また、第44回定期総会運営を確認し、全国に代議員や総会役員の選出など、開催要項を出しました。第44期役員推薦は1次案を確認し、1月理事会で最終確認を行います。
 昨年12月19日、全世代型社会保障検討会議中間報告が公表されました。全世代に社会保障の負担を負わせるもので、メインは高齢者の医療機関窓口負担の倍増です。ケアプランの有料化など介護保険の新たな負担増は、今回は見送られたものの、今後、問題になります。424の公立・公的病院再編の問題は、地域や対象病院、病院団体からの反撃もあり、せめぎ合いの情勢です。2019年12月~2020年3月までの運動課題の提起を確認。(1)2019年経済的事由による手遅れ死亡事例調査、(2)地域医療を守る大運動、(3)全世代型社会保障検討会議中間報告へのたたかいなどにとりくみます。
 安倍政権は閣議決定で自衛隊の中東派遣を行おうとしています。断固抗議します。安倍9条改憲NO!全国市民アクションの新署名「安倍9条改憲NO!改憲発議に反対する全国緊急署名」にとりくむことを確認しました。請願事項は、(1)安倍首相らがすすめる憲法9条などの改憲発議に反対する、(2)憲法を生かし、平和・人権・民主主義、生活の向上が実現する社会を求めることの2点です。
 第11期民医連統一会計基準推進士認定試験合格者278人(合格率78・5%)を確認。今期は過去最多の374人が受講し、認定試験は354人(前期受験資格を有した者18人含む)が受験。事務系職員以外の受講が増加し47人でした。
 特養あずみの里裁判は、1月30日(木)午後2時から東京高裁で控訴審第1回公判が開かれます。当日は、高裁前で宣伝し、公判終了後には衆議院第1議員会館で報告集会が行われ、支援していきます。
 京都民医連から、京都市長選挙(1月19日告示、2月2日投開票)への支援要請があり、応えていくことを確認しました。

(民医連新聞 第1708号 2020年1月20日)