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民医連新聞

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世界大会ニューヨークを成功させよう

 今年、国連で5年に1度の核不拡散条約(NPT)再検討会議が開かれます。NPTは米英仏ロ中の核保有5大国以外の核兵器保有を禁止した不平等条約。しかし、核軍備撤廃を交渉する義務を定めているため、核兵器廃絶を願う多くの国も参加し、核問題を議論する政府間会議としては最大のものです。
 2017年7月に採択された核兵器禁止条約の重要なきっかけも、核兵器の非人道性を訴える声が高まった15年のNPT再検討会議でした。禁止条約の批准国数は34カ国となり発効に必要な50カ国まであと16です(昨年11月25日現在)。「ヒバクシャ国際署名」は1051万7872人分(同10月29日現在)となり、世代と国境を越えて広がっています。
 こうした中、被爆75年を迎える今年のNPT再検討会議にあわせたニューヨーク世界大会と国際共同行動の「よびかけ」が発表されました。全日本民医連は、あらゆる戦争政策に反対するという綱領理念にもとづき、以下の提案をしています。

【とりくみ提案】

(1)世界大会の呼びかけ「世界大会―核兵器廃絶、気候の危機の阻止と反転、社会的経済的正義のために」を学ぼう。
(2)NPT再検討会議、世界大会ニューヨークへ2015年の派遣数を上回る運動をつくろう。
(3)ヒバクシャ国際署名の目標を再確認しとりくみを強めよう。
(4)広島、長崎の被爆の実相を学び伝える活動を強めよう。
(5)綱領学習大運動と連携して特に若い世代を意識した平和学習を計画しよう。
(6)日本政府に核兵器禁止条約の調印、批准を求める意見書決議をあげるよう、他団体と協力し地方議会への働きかけをすすめよう。

(民医連新聞 第1707号 2020年1月6日)