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民医連新聞

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患者によりそう臨床検査 検査部門全国交流集会

 11月9~10日、大阪で第17回検査部門全国交流集会を開催し、33県連から臨床検査技師123人が参加しました。今集会では「患者によりそう臨床検査」をメインテーマに、SDHやHPH、災害に対してどう備えるかなどを討議、交流しました。
 1日目は奈良民医連会長の横山知司さんが「SDHをふまえた医療、民医連検査技師への期待」と題して講演した後、20分間のグループディスカッションを行いました。
 その後、指定演題を報告。SDHの視点からのNST活動、HPHのとりくみ、北海道胆振東部地震によるブラックアウトの経験、広島での浸水被害と対応、の4つの演題は、どれも興味深い内容でフロアからは複数の質問がありました。特に自然災害は、どこの地域でも起こることで、それぞれの県連での具体的な災害対策へのとりくみにつながるものでした。
 特別報告では、全日本民医連検査部門実態調査報告を行いました。今回はこの2年間で業務拡大した複数の事業所から具体的な内容のフロア発言があり、参加者全体で、この2年間の検査部門の変化の特徴を、共有できました。
 2日目の分散会では、1日目の内容について意見交換し、現状報告や感想だけにとどまらず、今回の集会の内容を次の日からの活動に、そのまま生かすことができる、前向きな分散会となりました。
 今回はグループ単位の行動が基本としたため、各グループが1日目の夕食交流会で親睦を深めました。2日目の分散会では県連を越えた積極的な討論ができました。

(富山協立病院・臨床検査技師 久松優子)

(民医連新聞 第1706号 2019年12月16日)