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民医連新聞

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大学習運動と育成の経験交流 職員育成推進のための全国交流集会

 11月16~17日、東京都内で職員育成推進のための全国交流集会が開催され、43県連から166人が参加しました。全日本民医連理事で教育委員長の宮腰幸子さんは、「現在の民医連綱領が決定して、10年を迎えようとしているが、豊かな実践と歴史を確信にすると同時に、世代交代がすすんでいく中、これからの民医連を担う職員集団をつくっていく必要がある。新たな発展期を築いていく土台となる職員育成のために奮闘しましょう」と呼びかけました。「綱領と歴史 学習大運動の教訓と課題」「民医連の教育活動を前進させるために」の2つのテーマで、4つずつ指定報告を受け、グループ討論を行いました。
 北海道・勤医協中央病院の薬剤部門の綱領学習について報告があり、役職者自身が大運動の推進者となって、スモンの患者さんとの出会いやエレベーターのない高層団地の階段調査、水俣病検診など、自ら経験した症例や事例を通じて綱領の実践を語るとりくみを紹介しました。奈良・健生会からは、新入職員が多職種型でとりくむ地域診断フィールドワークの報告。地域の要求とは何か、事前学習と議論を重ねて「高齢者の健康意識調査」「安全なまちづくり」「防災意識」「災害弱者」など各グループでテーマを設定し、地域に出て調べたことを要求にまとめ、秋の自治体キャラバンの要望書に反映し、市との懇談も行いました。
 2日目は、全日本民医連元会長の肥田泰さんが、「私と民医連 綱領改定の問題意識にふれながら」をテーマに記念講演。民医連との出会いを入口に、綱領改定のきっかけになった出来事、より開かれた民医連として連携・共同の大切さについて語りました。

(民医連新聞 第1706号 2019年12月16日)