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民医連新聞

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台風19号 訪問支援行動

電話で組合員と対話秩父生協病院

 【埼玉発】紅葉の名所で知られる秩父市大滝の中津川。台風19号の被害で生活道路が通行止めになり、復旧のめどが立っていません。住民は14世帯17人。当院から車で約1時間かかる地域で、高齢者が多く、孤立状態の長期化が心配されます。そこで当院は、電話で組合員と対話を続けています。
 10月24日、中津川地区の組合員(民生委員)と電話で会話。「地区内の全員、特に問題はない。受診は診療所で対応できる。食材はコープが車の通れるところまで来て、歩いて配達してくれる。コープに入っていない人は自分の名前で頼んでいる。行政の自動車が崩れた向こう側に置いてあり、何かのときには使ってよいとなっている。医療生協外の訪問看護サービスを利用している認知症の人が1人いて、民生委員が「食事など面倒をみている」とのことでした。

(組織担当・渋谷和彦)

 28日も組合員17人に、電話かけをしました。お話しできた人からは、「かかりつけ医に診てもらっているので大丈夫」「大丈夫。仕方ないです」「体調は問題ない。食料はあるが、道路崩壊が一番大変、早く復旧してほしい」などの声が聞かれました。

(事務長・小林曜子)
(医療生協さいたま生活協同組合台風19号災害対策本部News5号より)

避難所でリハ支援長野医療生協

 【長野発】11月2~4日の3連休、片づけ、訪問活動に職員と組合員が奮闘しました。長野市保健所からの依頼で、3カ所の避難所でDVT(エコノミークラス症候群)検診を実施しました。
 リハビリテーション職員は、災害発生以来10月21~25日まで、JRAT(大規模災害リハビリテーション支援関連団体協議会)活動として避難所を訪問。災害初期には、避難所現場の混乱の中、JRATという組織の認知度の低さを実感しながらも活動してきました。10月26日からは県単位の3士会(PT、OT、ST)職員合同連絡協議会に参加し、11月9日まで支援を継続しました。
 11月11日から避難所の夜間滞在(17時45分~22時)看護支援活動を行いました。被災者の健康を守るため、清泉女学院大学看護学部看護学科が11月から始めた活動に、11日より合流し豊野西小の避難所に夜間滞在し、看護応援を開始しました。11月いっぱいとりくみます。
 10月19日~11月10日に看護部がのべ91人、豊野、穂保、長沼、大町、赤沼、長滑をまわり、440軒を訪問しました。聞き取りシートを持ち、避難先での生活状態、健康状態を聞き取り、可能な限り要望に応えてきました。

(長野医療生協台風19号災害対策本部ニュース8、9号より)

(民医連新聞 第1705号 2019年12月2日)