自分の地域を知り準備を 南海トラフ学習交流会
全日本民医連は11月2日、東京都内で南海トラフ地震(広範囲の災害)を想定した学習交流会を開き、37県連から51人が参加しました。
阿南陽二副会長(MMAT委員会委員長)があいさつ。「民医連の災害救援活動の根底は、民医連綱領の精神『困ったところに民医連』だ」と強調。MMATの役割について、(1)幅広い救援活動、(2)支援者の組織、(3)災害対策活動のリーダーだと指摘。「県連災害対策本部の組織図をイメージし、それを実現するにはどのようなとりくみが必要かを深めてほしい」と呼びかけました。
東京大学地震研究所教授・地震予知研究センター長の平田直さんが「南海トラフ地震等、巨大地震災害に備える」と題して講演。最近の地震の被害や想定される巨大地震と被害について、災害を軽減するための防災リテラシー、事前対策、情報の共有の重要性について講演しました。その中で、「自分の地域の『自然』『社会』『災害』を理解し、ほかの地域のとりくみ、歴史を学ぶこと」と強調しました(次号で詳報)。
「自県連の被害想定と対策状況」をテーマに、静岡、愛知、三重、和歌山、徳島、高知、宮崎の各県連から報告がありました。
(民医連新聞 第1704号 2019年11月18日)